「強みなんてない…」と思ってたHSPの私が、ブランディングで初めて“自分の価値”を見つけた日。

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SNSが怖くなってきた日

「発信しないと、誰にも見つけてもらえない」

そう思って、毎日Instagramに投稿していました。
デザインのこと、日々の気づき、少しだけ自分のこと。
見よう見まねでCanvaを使って、真面目に、丁寧に。

でもある日、ふと画面を開いた瞬間、胸がギュッと締めつけられました。

いいね、1件。
コメント、、、ゼロ。

誰にも届いてない気がして、静かに傷つきました。
「やっぱり私には、発信とか向いてないのかな……」
そんな言葉が、心の奥からじわじわと湧き上がってくるのを感じました。

一度気になり出すと、他の人の投稿も目に痛い。
フォロワーが何千人もいる同業の方が、さらっと「今月の受注満枠」なんて書いているのを見ると、
その人をうらやむ気持ちと、
そんな気持ちを持ってしまった自分への嫌悪感で、余計にしんどくなってしまって。

私はHSP気質で、空気を読みすぎたり、考えすぎたりしてしまうところがあります。
だから、SNSの世界は思っていたよりも刺激が強くて……
いつの間にか、「誰かに見てもらうための投稿」が、「誰にも嫌われない投稿」になっていたんです。

どんどん、“自分”が消えていく感覚がありました。
誰にも見つけてもらえないのに、誰にも嫌われないようにしているなんて――
いったい、私は何のために発信しているんだろう?

そんな疑問が、心にじっとりと染み込んでいました。

「選ばれる」って何?が分からなかった

「選ばれる発信をしよう」
「自分だけの強みを言語化しよう」
「あなたから買いたいと思ってもらえる人に」

SNS界隈やビジネス系の発信で、よく見かける言葉たち。
だけど当時の私には、それがどういう意味なのか、正直まったく分かりませんでした。

選ばれるって、何?
どうやって、そんなふうになれるの?

言葉では分かるけれど、自分の中に落とし込めなくて、
それっぽいことを投稿してみても、まるで誰かの真似をしてるだけ。

「差別化しなきゃ」って焦っても、出てくるのは不安と空回りばかり。
「こんなに個性がない私なんて、そもそも選ばれないんじゃないかな……」

そう思うと、余計に自信がなくなって、
投稿する内容も、どんどん“当たり障りのないもの”になっていきました。

でも、そんなふうに気を遣いすぎた発信は、誰の心にも届かなくて。
アクセスも減っていくし、問い合わせもゼロのまま。
ただ、画面の向こうで、誰にも見られていない言葉たちが静かに流れていくのを、じっと眺めるしかなくて。

「選ばれる人」と「私」の間には、大きな壁があるように感じました。

それは、才能とか、センスとか、フォロワー数とか、
何か“持っている人”だけが乗り越えられる壁のような気がして、
私はその前に、ただ立ち尽くしていたんです。

自分の“強み”がないと思っていた私が見つけた、たった一つのこと

ある日、ある記事を読んで、ふと手が止まりました。
「“自分の強み”って、“誰かに褒められたこと”の中にあるんだよ」
そんな一文でした。

ああ、そういえば――

会社員時代、私は“空気が読める”ってよく言われてたな。
お客様の言葉にない気持ちをくみ取って、先回りして動けるって。

でもそのときは、それを“強み”だなんて、思ってもいませんでした。
むしろ、疲れるだけの気質だと感じていたから。

フリーランスになってからも、「私なんて…」って気持ちが強すぎて、
誰かに褒められたことさえ、すぐ忘れてしまっていたんです。

だから、ノートを開いて「今まで褒められたこと」「ありがとうと言われたこと」を思い出しながら書いてみたら、
小さな“らしさ”が、ぽつぽつ浮かび上がってきました。

・柔らかくて話しやすい雰囲気
・説明が丁寧で、安心できる
・私の話をちゃんと聞いてくれる
・ニュアンスをすぐに理解してくれる
・イメージ通りのデザインを、言葉にしなくても形にしてくれた

……これって、全部「HSP気質」な自分だから、自然にできていたことかもしれない。
そう思ったとき、胸の奥がじんわりあたたかくなりました。

「強み」って、何か特別なスキルとか資格じゃなくて、
“自分が、ずっと無意識にやってきたこと”でもいいんだって――
はじめて、そう思えた瞬間でした。

“やさしさ”が仕事になるなんて思ってなかった

それから私は、
「やさしさって、価値になるのかな」
という視点で、自分の仕事を見つめ直してみました。

打ち合わせでは、依頼者さんのちょっとした言葉の裏にある“本音”をくみ取ること。
デザインでは、「こういう雰囲気が好きかもしれないな」と、伝えきれない感覚を読み取ること。
納品後も、「その後いかがですか?」と自然に聞いてしまうこと。

それって、全部“やさしさ”から来ていたのかもしれない――
と、ふと気づいたんです。

今までは、「こんなの当たり前」って思ってた。
でも、あるとき、お客さまにこんなふうに言っていただいたことがありました。

「あなたみたいに、ちゃんと“わかってくれる人”って、なかなかいないんですよ」って。

その言葉が、なんだか涙が出そうなくらい、うれしくて。
ああ、“やさしさ”って、ちゃんと誰かの役に立つんだなって――
初めて、心の底から思えたんです。

それからは、
「HSPの自分だからこそできること」に、自信を持てるようになってきました。

私のブランディングは、“自分を大きく見せること”じゃなくて、
“自然体の自分に、少しだけ光を当てること”。

無理して自分を変えようとしなくても、
ありのままの中に、“選ばれる理由”はちゃんとあるんだって、
少しずつ信じられるようになっていきました。

選ばれるって、こういうことだったんだ

あの頃の私は、
「誰かに選ばれたい」ってずっと思っていました。

でも今はちょっと違う。
「“私だからお願いしたい”って思ってもらえる人と、静かにつながりたい」
そんなふうに思えるようになりました。

数字よりも、関係性を。
目立つことよりも、伝わることを。
大きく見せるよりも、ちゃんと“自分らしく”いることを。

それを意識してブランディングしていったら、
少しずつ、お仕事の依頼が増えていきました。

「この柔らかい雰囲気が好きで…」
「私のことをわかってくれそうで」
「初めて誰かにお願いしたいと思えたんです」

そんなふうに言ってもらえるたびに、胸の奥があたたかくなります。
ああ、これが「選ばれる」ってことなんだ――
そう、心から思えるようになりました。

もし今、あの頃の私みたいに、
「強みなんてない」って悩んでいたり、
「誰にも届いてない気がする」と感じていたりするなら、
どうかその“やさしさ”を、見つけてあげてほしいなって思います。

あなたが当たり前だと思ってることが、
誰かにとっては、すごく特別で、大切なことかもしれないから。

ブランディングって、決して特別な人だけのものじゃなくて、
“やさしい人が、やさしいまま選ばれるための地図”なんだと思います。

今日も静かに、パソコンに向かって作業している自分が、ちょっと誇らしく思えました。


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